
防衛戦っていいよな!!
その状況が危機的であれば危機的なほど、不利であれば不利であるほど舞台としての輝きが増す。
「ミサイルの降る星」は荒廃した星をミサイルから護り続ける少女型ロボットを主人公としたマップクリア式のシューティングゲームである。
製作は様々なブラウザゲームを公開しているGame Cradle。
そう、前に紹介した実験惑星Xを製作されたグループでもある。
・ゲーム紹介マップの開始直後、上空からは無数のミサイルが落ちてくる。
プレイヤーはこれが地表に激突させないように頑張ることになる。
ミサイルがマップ下部の地表に達するごとに惑星の耐久力が低下してしまう。
これが尽きるとゲームオーバーだ。
耐久力はマップをクリアしても引き継がれるので気をつけなくてはならない。

さて、操作キャラの主な攻撃は射程内の対象を自動的に射撃してくれるレーザーだ。
プレイヤーはレーザーがミサイルを効率よく破壊できるように操作しなくてはならない。
射撃は自動化されているので、ジャンルは「シューティング」となっているものの実際の感覚はあまりそれっぽくない。
どちらかと言うとアクションかパズルに近いかもしれない。

加えて手動で使える、体力を消耗して周辺のミサイル全てを破壊する"フラッシュ"と呼ばれる攻撃がある。
多くのミサイルに囲まれたときなどに使えるだろう。
さて、この二つの攻撃手段でミサイルを掃除していくわけだが・・・
ミサイルは多い、多すぎる。普通に戦っていてはとても間に合わない。

そこで鍵になるのが通常のミサイルに混じって落ちてくる「コントロールミサイル」だ。
これを破壊できれば、そのエリアのミサイル全て消滅させられるのだ。
(ミサイルは無作為に落ちてくるのではなく、100-200機で纏まり、エリアを構成しながら落ちてくる。)

ストーリーはマップをクリアするごとに展開される。
なぜミサイルは降ってくるのか、なぜ彼女はこんな星をまもり続けているのか。
ゲームをクリアとともにその真相が明らかになるだろう。
・感想グラフィックや演出、サウンドは質素だ。
しかし、圧倒的なミサイルの群れと地表激突までの制限時間は「後がない守り」の空気をうまくかもし出してくれる。
また最終面に進むには特定の条件を満たさないといけないのだが、その方法は曖昧に示されるので、少し頭を使わなくてはならないのが面白かった。
こういうフィルターのような障害を突破できたときは気持ちがいい。
(しかし、人によっては分かりづらく思えてイライラするかもしれない)
気になるところを挙げるとすれば、最初のハードルが高いところだろうか。
あまり一般的でないシステムにもかかわらず、最初の面でも基本が理解できていないとあっさり死ぬので、ゲームに慣れていない人は意味不明のまま諦めてしまうかもしれない。
(マニュアルは必読だ)
BGMが無いのは・・・まあこれはこれで張り詰めた雰囲気を作り出していたのでそんなに悪くはなかったと思う。
(ミサイル接近時の警報音は無音のおかげでむしろ引き立っていた。)
でもやはり少し寂しかった。
華やかではないし、人をグっと引き寄せるような強いチャームポイントもない。
しかし、古き良きアーケードゲームのような、素朴だが芯があるゲームだった。
○外部リンク
公式サイト○関連記事
ミサイルの降る星 攻略実験惑星Xの感想
・EX版の紹介
さて、本作には新たなストーリーとマップが追加され、システムが調整されたEX版というものが存在する。
せっかくなのでこれについての紹介も簡単に行っておこう。
まず、マップがオリジナル版に比べて大きくなり、自機の移動速度が増加した。
一方で襲来するミサイルの数は大幅に増加している。
これにより全体的な難易度は高まっており、かなり行動を最適化しなければクリアできないようになっている。
代わりにフラッシュ攻撃のチャージ時間がかなり短縮されて、かなり「使える」攻撃手段となった。
これによって戦いの選択肢は本編より増えている。
また、アイテムによって出現する「援護ポッド」の最大装備可能が増加している。
これはかなり重要だ。
無印ではかなり地味だったポッドだが、ミサイルが山ほど降ってくるEXでは大きな戦力となってくれる。
・EX版の感想
いくつかの変更点はあるものの、基本のゲーム感覚は同じである。
難易度が上がったことで無印よりずっと計画的な行動を取る必要があり、なかなかやり応えがあった。
(画像を見てほしい。一面から既に無印の最終面級だ)
ただ、EX版で新たに生まれた不満もあった。
運要素だ。
ミサイルの数が増加したEXではポッドの価値が大きく上がっている。
いや、クリアには必要不可欠と言っていいかもしれない。
けれどもポッド追加アイテムの出現は運次第。
いくら行動を整えても、これが出現してくれなければどうしようもない。
無印ではポッドの価値が低かったのでそれほど問題なかったのだが・・・
これだけならまだいい。
苦しいのは回収すると全てのポッドが消滅してしまうダメージアイテムだ。
敵が無数に出現し、爆風エフェクトで画面が溢れるEX版ではアイテムの出現位置を予測しづらい。
気がつかないうちにアイテムを拾っていることもしばしば。
そして、そのアイテムがダメージアイテムだったら・・・
ほとんど予測できないミスで全てが無駄になってしまうのはあまり嬉しくない。
色々書いたものの、新マップは確かに攻略しがいがあったし、シナリオもなかなか楽しめた。
(本編以上の事件は無かったのが少し残念だったが)
無印が気に入ったのであれば楽しめるに違いない。
現在、EX版は公式サイトより通信販売で入手可能。


ちなみにEX版にはおまけとしてゴミ分別シールがついてくる。
良いです。
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